鍼灸でよく聞く「瘀血」ってなに?鍼灸師が解説します。

鍼灸でよく聞く「瘀血」ってなに?鍼灸師が解説します。

 

今回は、鍼灸や東洋医学でよく聞かれる「瘀血(おけつ)」について解説します。

瘀血とは?

体内の血の流れの悪さや、体内に残ってしまった古い血が何かしらの悪影響を与えている状態のことをさします。

女性に多く見られるといわれるのは、月経において経血がしっかりと体外に排出されないために痛みや不調を起こすためです。

 

原因として考えられるのは、一番はカラダの冷え。

古い血が体内に滞留して、血栓のようになっているのをイメージしていただくと分かりやすいかと思います。

 

治療ではカラダを内側、外側の両面から温めることを目指します。

また、瘀血症状が見られやすい人の生活習慣の特徴として

・日常からストレスをためやすい
・運動不足
・十分な睡眠時間が確保できておらず、常に疲労が残っている
・コンビニ食が多いなど、栄養バランスの偏りがある

上記のような方にみられるケースが多くある印象です。あなたはいかがですか?

 

瘀血タイプの方に多い症状①肩こり

瘀血の原因は、冷えの他にも生活習慣や環境にもよるため、非常に多くの要因が関係しています。

そんな中でも瘀血タイプの方にみられる症状①は「肩こり」です。

東洋医学では血行を悪くする瘀血、ストレスなどによる気の滞りなどが原因と考えられています。

鍼灸治療は、肩こりケアには非常に相性がよくいずれの原因でも効果があります。

瘀血タイプは、血行が良い状態でないので、頑固な肩こりになりがちです。

 

軽く揉んだだけでも痛みを感じやすく、夜になると症状が悪化する傾向にありがちです。

 

ポイントはカラダを温めることになりますが、治療の進めかたの詳細は、また別の記事にて。

瘀血タイプの方に多い症状②頭痛

頭痛と一言にいっても、脳腫瘍などの重大な病気が原因で引き起こしているものもあります。

そのほかにも、目や耳、歯の疾患が原因となって症状として現れていることも。

 

重大な病気が隠れている可能性がある場合は、そちらの専門の治療が必要ですので、一度病院での検査をされることをお勧めします。

ですが、特に原因となる病気がみられない慢性的な頭痛に関しては、鍼灸治療などの東洋医学による治療が適しています。

頭痛の原因の一つとして、瘀血も考えられるからです。

慢性頭痛を引き起こす要因としては、睡眠不足や過度なストレスのある生活など、最初に挙げた特徴が共通して挙げられます。

 

瘀血タイプの方に多い症状③生理痛

東洋医学では瘀血があると、生理痛が起きやすいと考えられています。

血行を良くし、血や気を補うことで症状を改善していきます。

 

瘀血は婦人科系のカラダのトラブルと、非常に密接な関係があるとされています。

 

チョコレートやココアなどの甘いものは瘀血を助長すると言われています。

 

甘いものが好きな女性は割合多いですので、食生活は要注意ですね。

そのほかにも、下半身の冷えで瘀血が悪化する傾向もあります。

 

食べものの他にも、着るもの(冬に丈の短いスカートはNGですね)にも気をつけて、カラダが冷えないようにすることが大切です。

 

瘀血の改善方法は?

瘀血は古い血が体内に滞留し、滞っている状態をさしますので、最初は症状は軽くとも、放置をしておくと脳梗塞や腫瘍など大きな病気になることも可能性はゼロではありません。

 

瘀血の改善のための鍼灸治療や、漢方による治療もありますが、何よりもまずは生活習慣の見直しと改善が大切になります。

 

栄養バランスのとれた食事、適切な運動と疲労を回復させるだけの睡眠時間の確保。

 

全てをすぐに実現することは簡単ではないですが、規則正しい生活を目指しましょう。

 

規則正しい生活の中には、ストレスの発散も含まれます。ストレスを感じないことは難しですので、適度に発散をする自分にあった方法を見つけてみましょう。

 

まとめ

今回は瘀血についての説明と、瘀血タイプによく見られる症状をまとめてご紹介していきました。

 

日々お仕事をがんばっている人にとっては、規則正しい生活なんて…となるのも分かります。

そんな時は、各分野のプロの力を借りてみるのも良いですね。

人生を楽しむには、なにより健康なカラダがあってではないでしょうか。

こちらの情報が、少しでも参考になれば幸いです。

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